禁煙日記20日目でも触れていますが、『サブジローがなぜタバコを吸いはじめたのか』について書いてみようと思います。
高校時代、仲のいい友達の中では1人しかタバコを吸うヤツはいませんでした。この頃サブジローは、タバコは大嫌いでした。格好をつける事が大嫌いで、タバコを吸うヤツはどうも格好をつけているように見えていました。
その仲のいい友達とは、禁煙日記20日目でも触れていますが、サブジローの幼なじみです。幼い頃から何をやるのも一緒で、人生初のバイトも彼とやりました。当時、彼がタバコを吸いはじめた事は本当にショックでした。
高校を卒業し、彼は大学へ進学。サブジローは予備校へ進学・・・。サブジローが高校時代に付き合っていた彼女も、彼と同じ県に進学しました。
遠距離恋愛が始まったのですが、予備校生と短大生・・・。こちらは朝から晩まで勉強で、彼女は親元を離れた短大生活です。1日1回電話で話すだけの付き合いは、そう長く続きませんでした。
サブジロー19歳の5月21日。彼女と別れるため、その幼なじみの彼の家に泊まりに行きました。その晩、彼と飲み明かし人生初のタバコを吸いました。人生初タバコは『涙のタバコ』でした。
さて・・・、このページのテーマである『なぜタバコを吸いはじめたのか』に話を戻します。タバコが大嫌いだったのに、なぜこの時サブジローはタバコを吸ったのでしょうか・・・?
吸いたいから吸ったわけでもありませんし、興味があったから吸ったわけでもありません。もちろん、格好つけるために吸ったわけでもありません。
人生どうにでもなれ、と思ったのでしょうか?「なぜ吸いはじめたの?」と聞かれても具体的な答えが見つかりません。いずれにせよ、この日に吸った1本のせいでタバコ地獄に陥ったのは事実です。
その彼女とは、翌日5月22日福岡県の天神という街で別れました。100万都市の雑踏の中、音にならない無数の足音が頭の中でこだまして・・・、その後彼女とは一度も会っていません。
禁煙をはじめて苦しい時、初めてタバコを吸ったこの日の事をよく思い出していました。サブジローにとって禁煙とは、青春の残骸整理だったのかもしれません。
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